Otonowa
Masaru Koga Saki Kono Akira Tana Art Hirahara Ken Okada

岡田謙之

ベース

Noriyuki Ken Okada
Photo by Joey Brite

 ニューヨーク生まれ。両親はともに日本人。父親の仕事の関係で幼少期をブラジルのサンパウロで過ごした後、十代以降を横浜で過ごす。5歳でクラシックピアノを弾き始めた後、12歳の時にドラムとエレキベースを演奏し始め、ロック、フュージョン、ハードロックなどの様々なバンドに参加してギターやキーボードを含めた各種楽器を演奏するほか、シンセサイザーとシーケンサーを使った電子音楽にも熱中する。

 東京大学に入学後、慶応義塾大学の名門ジャズビッグバンドであるライト・ミュージック・ソサエティにベーシストとして学外から入部し、これを機にアップライト・ベースを弾き始める。ジャズベースを池田芳夫氏に師事。銀座山野楽器が毎年開催する伝統ある全国大学ビッグバンドジャズコンテストで優勝1回、準優勝1回。同バンド在籍中に松任谷由実、大野雄二、北村英治、西条孝之介、笈田敏夫、細川綾子、三宅裕司などのアーティストと共演。1994年にはインドのジャズフェスティバル「ジャズ・ヤトラ」にて演奏。この頃よりコンピュータを使った作編曲や楽譜作成を始める。慶応義塾大学のジャズ研究会にも所属し、練習場所を確保するために同研究会の部室に集まってくるプロミュージシャン達とジャムセッションを数多く行う。卒業後は若手プロミュージシャン達と都内を中心に演奏活動を行う。

 ソフトウェアエンジニアでもあり、その仕事の関係で2002年にサンフランシスコ・ベイエリアに移ってからはジョン・ウォーリー、リオン・ジョイス、ヤンシー・テイラー、エリック・ボルヴィン、リック・ヴァンディヴィア、デスティニー・ムハマドなどの地元のジャズアーティスト達とともにビッグバンドやジャズコンボで活動し、サンフランシスコ、オークランド、サンノゼなどのジャズクラブ、ラウンジ、ジャズフェスティバルなどで演奏。地元のジャムセッションのハウスバンドを担当することも多い。

 本名は謙之(のりゆき)だが、アメリカではその音読みの一文字目を取ってKenというニックネームを使っている。